CONTROS HydroFIA® TAは、海水中の全アルカリ度を測定するためのフロースルー装置です。表層水アプリケーションの連続モニタリングや個別サンプル測定に使用できます。この自律型TA分析装置は、フェリーボックスのような自主観測船(VOS)の既存の自動測定システムに簡単に組み込むことができます。
全アルカリ度は、海洋酸性化や炭酸塩化学の研究、生物地球化学プロセスのモニタリング、養殖/魚類養殖、間隙水分析など、多くの科学的応用分野にとって重要な合計パラメータです。
動作原理
一定量の海水は、一定量の塩酸(HCl)の注入によって酸性化される。
酸性化後、サンプル中に発生したCO₂は、膜ベースの脱気ユニットによって除去され、いわゆるオープンセル滴定が行われます。その後のpH測定は、指示薬(ブロモクレゾールグリーン)とVIS吸光光度計によって行われる。
塩分と温度とともに、得られたpHは全アルカリ度の計算に直接使用されます。
- 測定サイクルは10分以内
- 吸収分光法による堅牢なpH測定
- シングルポイント滴定
- サンプル消費量が少ない(<50 ml)
- 試薬消費量が少ない(100 μL)
- 使いやすい「プラグアンドプレイ」試薬カートリッジ
- サンプルの酸性化による生物付着の影響を最小化
- 自律的な長期設置
-VOS自動測定システムへの統合
-高濁度/沈殿物負荷水用のクロスフローフィルター
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