今日のデータセンターでは、特に小規模ながら急成長しているエッジデータセンターにおいて、継続的なアップタイムが求められています。その高い信頼性目標が、ABBのDPA 60とDPA 120が分散型並列アーキテクチャ(DPA)をベースにしている理由です。単一障害点を持たないDPAのような真の冗長アーキテクチャだからこそ、システムがダブルコンバージョンで稼働している間にモジュールを交換することが可能なのです。
垂直・水平方向の拡張性
DPA 60は、1つのキャビネットで208Vで20~60kW(20kWモジュール1~3個)の電力保護を内部バッテリーで実現し、DPA 120は、2つのキャビネット(パワーモジュール用キャビネットと外部バッテリー用キャビネット)で208Vで20~120kW(20kWモジュール1~6個)の電力保護を実現しています。また、最大5台のキャビネットを並列に配置する水平方向の拡張性も備えており、DPA 60で最大300kW、DPA 120で最大600kWまで総電力を増加させることが可能です。このように拡張性があるため、必要に応じてパワーモジュールを追加するだけで、当初の構成をオーバースペックにする必要がありません。
最大限の柔軟性と冗長性を核とした設計
データセンターでは、従来、冗長性の要件を満たすために配電システムが大型化されてきました。DPA 60およびDPA 120UPSシステムは、冗長構成(例えばN+1、N+2など)を必要とするデータセンターおよびその他の高可用性アプリケーション向けに設計されています。)DPA UPSシリーズの高度なスケーラビリティにより、可用性を高めるための冗長性の追加も簡単です。これらのシステムは、ABBのデータセンター用配電システムを補完し、お客様に集中型の電源保護ソリューションを提供します。
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