内蔵AFE付き24ビットADC
高速かつ柔軟な出力レート:1.25SPS~31.25kSPS
チャンネル・スキャン・データ・レート:6.21kSPS/チャンネル(セトリング時間161μs)
ノイズ・フリー・ビット数:チャンネルあたり1007SPSで17.3ビット
50Hzおよび60Hzの同相ノイズ除去:チャンネルあたり20SPSで120dB
±10V入力:差動(× 8)、シングル・エンド(× 16)
VINピン絶対最大定格:±65V
入力ピン絶対電圧:最大±20V
最小インピーダンス:1MΩ
TUE(総合未調整誤差):0.07%(25°C)
2.5Vのリファレンスを内蔵
初期精度:25℃で±0.12%、ドリフト:±5ppm/℃(代表値)
内部/外部クロック
電源
AVDD = 3.0V~5.5V
IOVDD = 2V~5.5V
合計消費電流:AVDD + IOVDD(IDD)= 3.9mA
温度範囲:-40°C~ +105°
3線式または4線式のシリアル・デジタル・インターフェース(シュミット・トリガ付きSCLK)
SPI、QSPI、MICROWIRE、DSP互換
AD4114は低消費電力、低ノイズ、24ビットのシグマ・デルタ(Σ-Δ)A/Dコンバータ(ADC)で、完全差動またはシングルエンド用のアナログ・フロント・エンド(AFE)、高インピーダンス(≧1MΩ)、バイポーラ、±10Vの電圧入力を内蔵しています。
AD4114はアナログおよびデジタルの主要なシグナル・コンディショニング・ブロックを内蔵しており、使用するアナログ入力チャンネルごとに8つの個別設定を行うことができます。AD4114における、完全にセトリングされたデータの最大チャンネル・スキャン・レートは、6.21kSPS(161µs)です。
2.5V、低ドリフト(±5ppm/℃)の内部バンドギャップ・リファレンスを(出力リファレンス・バッファ付きで)内蔵しており、外付け部品数を減らすことができます。
出力データ・レート27.27SPSでの、50Hzと60Hzの同時除去など、デジタル・フィルタにより柔軟な設定を実現できます。各種フィルタ設定から、アプリケーションの各チャンネルの条件に適した設定を選択できます。ADCは、自動チャンネル・シーケンサにより、イネーブルされた各チャンネルの切替えを行います。
AD4114では、アナログ・デバイセズが独自に開発したiPassives®技術を統合することによって、高精度の性能を実現しています。またAD4114は、仕様規定されている精度が得られるよう、出荷時に補正されています。
AD4114は単電源で動作するため、ガルバニック絶縁されたアプリケーションにも容易に導入できます。動作温度範囲は、−40°C~+105°Cで仕様規定されています。AD4114は、6mm × 6mmの40ピンLFCSPに収められています。