高性能
スループット:2MSPS/チャンネル(最大値)
INL:最大±0.9ppm(−40°C~+125°C)
S/N比:105.7dB(代表値)
THD:−127dB(代表値)
NSD:−166dBFS/Hz(代表値)
低消費電力
チャンネルあたり15mW(2MSPS時)
チャンネルあたり1.5mW(10kSPS時)
Easy Drive機能によりシステムの複雑さを低減
DC入力向けに0.6μAの超低入力電流
広いコモンモード入力範囲:−(1/128)× VREF~+(129/128) × VREF
柔軟な外部リファレンス範囲:4.096V~5V
2μFバイパス・コンデンサを使用する正確な内蔵リファレンス・バッファ
プログラマブルなブロック平均化フィルタによる216までのデシメーション
30ビットまでの拡張サンプル分解能
オーバーレンジ・ビット/同期ビット
FlexiモードのSPIデジタル・インターフェース
チャンネルあたり1、2、または4SDOレーンで低速なSCKを実現
エコー・クロック・モードによりデジタル・アイソレータの使用方法を簡素化
1.2V~1.8Vロジックに互換
7 mm × 7 mm、64ボールのCSP_BGAパッケージに内部電源とリファレンス・コンデンサを搭載し、システムフットプリントの削減に貢献
AD4630-24は、2チャンネル、同時サンプリング、Easy Drive、2MSPS逐次比較レジスタ(SAR)を備えたA/Dコンバータ(ADC)です。最大±0.9ppm INLと24ビットのノー・ミス・コードが確保されるAD4630-24は、−40°C~+125°Cの範囲で優れた精度を発揮します。データシートの図1は、AD4630-24の機能アーキテクチャを示しています。
内蔵の低ドリフト、高精度リファレンス・バッファによって、電圧リファレンスを他のシステム回路と簡単に共有できます。AD4630-24は、5Vのリファレンス電圧を使用して106dB(代表値)のダイナミック・レンジを実現します。低ノイズ・フロアのため、シグナル・チェーンに必要なゲインと電力を低減できます。ブロック平均化フィルタとプログラマブルなデシメーション・レシオによって、ダイナミック・レンジを最大153dBに向上できます。差動入力とコモンモードの範囲が広く、飽和が発生することなく入力において全±VREF範囲を使用できるため、シグナル・コンディショニングの条件とシステム・キャリブレーションが簡素化します。Easy Driveアナログ入力のセトリングが改善され、AD4630-24との互換性を備えたアナログ・フロント・エンド部品の選択肢が広がりました。シングル・エンド信号と差動信号の両方をサポートしています。
汎用Flexi-SPIシリアル・インターフェースにより、ホスト・プロセッサとADCを容易に統合できます。広いデータ・クロック・ウィンドウ、複数のSDOレーン、オプションのデュアル・データ・レート(DDR)でのデータ・クロックを通じて、2MSPSのサンプル・レートで動作しながらシリアル・クロックを10MHzにまで下げることができます。エコー・クロック・モードとADCマスタ・クロック・モードでは、タイミング条件が緩和され、デジタル・アイソレータの使用方法が簡素化されます。