cExpress-BT2 は、Intel Atom プロセッサ E3800 シリーズおよび Intel Celeron N2930/J1900 プロセッサ SoC 対応の COM Express COM.0 R2.1 タイプ 2 モジュールです(コード名:Bay Trail)。cExpress-BT2 は高度な処理能力やグラフィックパフォーマンスを重視した低電力、長寿命のソリューションを求めるお客様のために設計されています。
cExpress-BT2 は Intel Atom プロセッサ E3800 および Intel Celeron N2930/J1900 プロセッサ搭載で、非 ECC タイプ DDR3L デュアルチャンネルメモリ 1066/1333 MHz に対応し、極めて優れたパフォーマンスを提供します。統合型 Intel® 第 7 世代 HD グラフィックには OpenGL 3.1、DirectX 11、OpenCL 1.1 などの機能を含み、H.264、MPEG2、VC1、VP8 ハードウェアデコーディングに対応しています。グラフィック出力は HDMI/DVI/DisplayPort とシングルチャンネル 18/24 ビット LVDS(eDP オプション)対応の DDI ポートを含みます。cExpress-BT2 は、自社のシステムのカスタムコアロジックを外注し、開発時間を削減したい、高性能グラフィック処理が必要なユーザ向けに開発されています。
cExpress-BT2 は、最大 4 GB のはんだ付けタイプ非 ECC DDR3L メモリを搭載しています。さらに、オンボード eMCC メモリ(8GB/16GB/32GB) および SDIO シグナルがビルドオプションとして利用可能です。
cExpress-BT2 はシングルオンボードギガビットイーサネットポート、USB 3.0 ポート、USB 2.0 ポート、SATA 3 Gb/s ポートを搭載しています。SMBus と I2C のサポートも提供しています。モジュールは SPI AMI EFI BIOS を搭載し、リモートコンソール、CMOS バックアップ、ハードウェア監視、ウォッチドッグタイマなどの機能にも対応しています。
SEMA® 機能搭載の ADLINK cExpress-BT2 コンピュータ・オン・モジュールは、IoT(モノのインターネット)にすぐに適用できます。cExpress-BT2 は従来の工業デバイスやその他の IoT システムをクラウドに接続し、これらのデバイスからローデータを抽出することができます。一部のデータはローカル保存、一部のデータはクラウドに送ってさらに分析するなど、柔軟に対応できます。こうした分析結果は企業の意思決定などに役立つ重要な情報を提供することができるため、ビジネスチャンスの拡大にもつながります。