Agilent 7800 ICP-MS は、新しいスマートな 7850 ICP-MS 機器に取って代わられました。7850 ICP-MS は、典型的な ICP-MS アプリケーションで迅速なセットアップと合理的な分析ができるように構成されており、時間を節約して、ラボが優れた結果を出しやすくなっています。
特徴
ICP-MS MassHunterソフトウェアには、プラズマ条件から分析物の積分時間、内部標準物質まで、あらかじめ定義された設定で簡単にロードして実行できるプリセットメソッドが用意されており、ルーチン金属分析を迅速に行うことができます。新しいメソッドの場合は、メソッドウィザードがサンプルタイプやアプリケーションに基づいてメソッドを構築します。
サンプル前処理を削減 - 7800 ICP-MSに標準搭載されている独自のHMI(High Matrix Introduction)テクノロジーにより、最大3%の総溶解固形物(TDS)を含むサンプルを希釈せずに分析できるため、サンプル前処理を削減して時間を短縮できます。
信号の抑制を最小限に抑える - HMIは信号の抑制を抑えるため、マトリックスに合わせた校正用標準試料を必要とせず、高マトリックスの試料を正確に測定することができます。
効果的な干渉除去で正確なデータを確保 - ヘリウム(He)コリジョンモードは、単一の一貫した条件下で多原子イオン干渉を除去することにより、メソッド開発と日常操作を簡素化します。Heモードでは、マトリックスや分析対象物に応じた反応セルの条件を設定する必要がありません。
1回の測定で主要元素と微量成分を分析 - 広いダイナミックレンジの直交検出器システム(ODS)により、1回の測定で主要元素(100sまたは1000s of ppm)と微量成分(シングルまたはサブppt)を直接分析できます。また、濃度上限が高いため、オーバーレンジによるサンプルのやり直しを減らすことができます。
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