空圧作動式ピンチバルブの機能原理とは?
圧縮空気または液体(圧力差2バール)を空圧式 ピンチバルブケースに注入すると、特製高反動弾力性スリーブが圧縮されます。ケースの構造が、スリーブを唇型に押しつぶすようになっています。こうして流体の流れが封止され、同時にスリーブの長寿命すなわち長い設備の使用可能時間が確保されます。
こうして弁が閉まることにより、流体は100%密封されます。最高使用圧力は呼び径に応じて2~6バールの間を推移しています。圧縮空気もしくは液体の流入が中断され、空圧式ピンチバルブケース内の空気または液体が抜かれると、特製スリーブが反動弾力性および流体の圧力のおかげで元の状態に撥ね戻り、再び管を全開にします。
空圧式ピンチバルブを使用するメリットは?
流体が自由に流れるため摩擦抵抗が最低限に抑えられ、100%リークせず、詰まることもなく、また軽量であることが、空圧式ピンチバルブの最も重要なメリットでしょう。
すべてのフランジのケースは平たい、もしくは楕円形であるため、圧縮空気の消費が最低限に抑えられています(エネルギー節減)。同時に、ピンチバルブスリーブが唇型につぶれるように工夫されています。 この唇型のつぶれ方こそ、流体が理想的な形で100%封止されることに可能にします。大きめの固形物もスリーブに包み込まれるため、密封されるのです。