入力信号はAMAC固有の内部ゲイン・オフセット制御を行い、信号周期を最大8192倍に分周しています。2チャンネル・ノニウスシステムの絶対位置については、最大22ビットの分解能を達成することができます。
GC-NIPの入出力は、3.3Vインターフェース用に設計されています。このICは、ゲインファクターが調整可能な6つの計装用アンプで構成されています。電圧インターフェース付きエンコーダや測定用ブリッジを直接接続することができます。電流インターフェースとフォトダイオードアレイを備えたセンサーは、簡単な外付け回路で対応可能です。ICはシングルエンドまたは差動入力信号で動作します。センサ信号のノイズは、スイッチングアナログフィルタによって防止されます。また,デジタルヒステリシスにより,低入力周波数や静止時の出力信号のエッジノイズを抑制することができます。
センサーから出力される信号の品質はIC内でモニターされます。この目的のために、エラー信号を生成する9つのソースを個別に起動することが可能です。絶対位置の計算のために、センサーまたはスケール固有の補正係数のセットをICのEEPROMに配置することができます。これにより、正弦波信号の高調波や測定スケールの不正確さが、絶対位置値の誤差につながることはありません。補正係数の決定は、ソフトウェアベースの簡単な校正手順で実現されます。
絶対位置とインクリメンタル方形波信号(ABZ)を並行して提供するGC-NIPは、モーターフィードバックシステムでの使用に適しています。
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