ADuC841/ADuC842/ADuC843は高性能自己調整機能付きマルチ・チャンネルADC、デュアルDAC、最適化されたシングル・サイクルの 20 MHz 8ビットMCU(8051命令セットに互換)をシングル・チップ上に集積した自己完結型のスマート・トランスデューサ・フロントエンドです。
ADuC841 と ADuC842はクロック発振回路を除いて同等です; ADuC841 は直接外部水晶発振器から最大20MHzのクロックを得て動作するのに対してADuC842は32 kHz水晶発振器を使用し内蔵PLLが最大16.78 MHzのプログラマブルなコア・クロックを生成します。
ADuM843にはアナログDAC出力がないこと以外、ADuC843はADuC842と同等です。
マイクロコントローラは最大20MIPSのピーク性能を提供するように最適化された8052コアです。最大62 kBの不揮発性 Flash/EE プログラム・メモリを提供する3 種類の異なるメモリ・オプションの使用が可能です。4kバイトの不揮発性フラッシュ/EEデータ・メモリ、256 バイトのRAM、2 kバイトの拡張 RAM もチップ上に集積されています。
この製品に組み込まれているアナログ機能には、さらに2個の12ビットDAC、電源モニター、バンドギャップ・レファレンスがあります。 デジタル周辺回路としては2個の16ビットΣ-Δ. DAC、デュアル出力16ビットPWM、ウオッチドック・タイマー、タイム・インターバル・カウンタ、3個のタイマー/カウンタ、3種類のシリアルI/O ポート(SPI、I2C、UART)を内蔵しています。
ADuC812 と ADuC832では I2Cインターフェース と SPIインターフェースの一部のピンが同じです。後方互換性のためにADuC841/ADuC842/ADuC843も同様になっています。
しかし、オプションもありI2Cは標準のピンを使用し、SPIをP3.3、P3.4、P3.5で別々に動作させる事もできます。
I2Cインターフェースは又強化されていて反復開始、ジェネラル・コール、クワッド・アドレシングを提供します。
出荷時設定済みのオンチップ・ファームウェアは、インサーキット・シリアル・ダウンロード、デバッグ・モード(UART使用)、EAピンを使用するシングル・ピン・エミュレーション・モードをサポートしています。
アプリケーション
光ネットワーク―レーザーのパワー制御
ベース・ステーション・システム
高精度計測器、スマート・センサー
過度現象収録システム
DAS(データ・アクイジション・システム)と通信システム