ビスコグラフEは、デンプンおよびデンプン含有製品の温度および時間依存性粘度測定の世界的な標準装置です。
この装置は、小麦デンプン、トウモロコシデンプン、ジャガイモデンプン、米デンプンなどの生デンプンや、変性デンプンの測定が可能です。
- 本装置は、小麦でんぷん、とうもろこしでんぷん、馬鈴薯でんぷん、米でんぷんなどの生でんぷんや、変性でんぷんを測定し、ゲル化挙動の全体像を把握できます。
測定原理
試料は、ピン付きの回転式測定ポット内で制御された方法で加熱および冷却されます。ソフトウェアと連動した温度制御ユニット
温度制御ユニットは、0.5~3℃/分の昇温・降温速度で、任意の温度プロファイルをプログラムし、保存することができます。サンプルに突き刺さったプローブは、サンプルの粘度に応じて測定ポット内でたわみます。このたわみをトルクとして測定します。
ビスコグラムは、増粘・薄粘、増粘性能の違い、ゲル形成、高温・低温粘度の高低、安定性、膨潤挙動などの特性を基に表示します。
ゲル化開始時間 (A)
ゲル化最大値(B)
ゲル化温度
保持時間中の粘度(B-C)
冷却終了時の粘度(D)
メリット
自動プログラムシーケンス
任意の数の温度プログラムの保存が可能
0.5~3℃/分の加熱-冷却速度
電子速度制御 (0 - 300 min-1)
低変位電子粘度測定
測定範囲を自由に選択可能
スケーリングの自動調整
BE、mPasまたはcmgでの評価