DMA 35は常に携帯することで、試料の密度や濃度を現場で直接測定することができます。この携帯型密度計は、職場にあるすべてのガラス製比重計に代わるものであり、ラボで使用されるものと同等の精度を備えています。DMA 35は、必要な試料量がわずか2 mlと少なく、試料をラボに運ぶ必要もないため、大幅な時間の節約になります。また、屋外の厳しい使用環境にも対応できる耐衝撃性と防滴性を備えています。この密度計には、試料をすばやく識別できるRFIDインターフェースと、現場でのデータ処理に便利なBluetooth®インターフェースが搭載されています。
アントンパール社は1981年から携帯型密度計を製造しており、半世紀以上にわたって密度計測の世界市場をリードしてきました。
主な機能
過酷な条件下でも正確な結果が得られる携帯用密度計
防滴構造のDMA 35は、ラボ装置に期待される精度を備えながら、屋外での操作を含む厳しい環境での密度・濃度測定が可能です。スマートな振動子の配置によって、気泡は結果に影響しない測定セルの外に移動します。
現場での密度測定向けに設計
• 製造業及び屋外の用途での厳しい稼働条件にも耐える漏出のない密閉ハウジング
• 測定セルを安全に保つ特別なゴム製プロテクション
• 手袋をしたままでも操作可能な静電容量式キーを採用
• 右利きでも左利きでも快適に操作
• RFIDタグの読み取り、測定の開始・中止をジェスチャー操作で行うことができます。片手が空いているので、手の届きにくいサンプルでも安定して測定できます。
• 100 °Cまでのサンプル温度に対応し、ビール醸造プロセス(高温麦汁の測定)などで迅速な判断をサポート
• 発酵槽ごとの発酵プロセスをグラフィカルに可視化
• 特許取得済みのスマートオシレーター接続(AT516421 B1、EP3015847 B1)により、セル破裂時に交換可能
本質安全防爆仕様 – 危険な場所での使用向け
• DMA 35 ExとDMA 35 Ex Petrolは危険区域での使用に対応した本質安全防爆仕様モデル(Exマーキング [Ex] II 2 G Ex ib IIB T4)
• 爆発性雰囲気中で安全な測定が可能な唯一の市販製品
• DMA 35 Exは、可燃性化学薬品を測定するのに最適です。
• DMA 35 Ex Petrolは、石油サンプルに対して卓越した耐久性を示し、ASTM D7777及びIP 559の規格にも完全準拠しています。