バイアルや丸底フラスコ内の試料を-60℃以下に急速冷却できる画期的な液体不要の冷却プレート、FroSynをご紹介します。
FroSynは、温度制御のスペシャリストであるJulabo GmbHと共同で、実験室内の従来の氷やドライアイスバスに代わる、持続可能な冷却装置として設計されました。
FroSynは、50mLから500mLの丸底フラスコ用の標準インセット、またはカスタムメイドの反応瓶保持プレートと組み合わせて使用することができます。フラスコ用インサートにはウェイトとシールを、バイアルプレートには不活性化ドームを使用することで、ガラス器具への氷の形成を防ぐことができます。その他、電池の研究開発用に4ポジションのホールディングモジュールなど、様々なアプリケーションに対応するカスタム冷却アクセサリもご用意しています。
断熱ベースプレートに設置されたPt100センサーによるアクティブな温度制御により、ユーザーは定義されたプレート温度(-70℃まで)を設定でき、時間の経過による温度変動を防ぐことができるため、優れた再現性と反応制御が実現します。常に注意を払う必要があるドライアイス冷却槽とは異なり、FroSynの安定した制御されたサブアンビエント性能は、オーバーナイトの反応でも完全に安心して行うことができることを意味します。
FroSynの冷却プローブとプレートの周囲に施された特殊な断熱材は、性能を向上させ、装置を氷のない状態に保ち、操作中のオペレーターの低温火傷の可能性をなくすのに役立っています。
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