6150ADは、堅牢で防水性の高いアルミダイキャスト製の筐体に収められた校正可能な線量率測定器です。内蔵されたカウンターは、光子放射(X線とガンマ線)の測定に使用されます。ADの文字が示すように、この機種はアナログとデジタルのディスプレイを持ち、自動レンジ切替機能を備えています。警告音と音響による単一パルス検出は、ハウジングに内蔵されたピエゾサウンダーを介して発せられます。プローブソケットのコネクタピンは、シリアルインターフェースとして機能し、装置の表示(線量率)をPCに転送して評価するために使用できます。付属の9Vバッテリー(IEC 6LR61)は約3000時間動作します。
左側面のプローブソケットには、外部プローブを接続することができます。プローブを接続すると、6150ADの内部カウンターは自動的にOFFになり、その後プローブの検出器で測定します。6150ADは、プローブの種類を自動認識し(例:プローブ6150AD-18を接続すると「ext 18」と表示)、プローブ種類に応じた表示エリアと単位を選択することができます。プローブと装置間の固定的な割り当てを守る必要はありません。プローブケーブルの長さは最大100mまで可能です。
線量率の異なる2種類の検出器があり、それぞれ「基本」バージョンと「追加機能」付きバージョンとして選択できます。その結果、4種類のモデルがあり、以下の表にまとめています(以前のモデル6150AD3と6150AD4は、6150AD5と6150AD6に置き換えられたため、記載がなくなっています)。
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