H53に基づく水中の炭化水素指数を全自動で測定するための測定ステーション
水中の炭化水素指数の測定は、現在主にEN ISO 9377-2 (H53)規格に準拠したGC測定によって行われています。当社では、この規格に基づいて、抽出、相分離、抽出液の精製、濃縮、GC分析の作業ステップで、この分析を完全に自動化する可能性をお客様に提供しています。決定限界の0.05mg/Lは容易に達成できますが、0.1mg/Lは必要です。抽出はボルテックスミキサーで行います。これにより、1サンプルあたりの準備時間は15分に短縮されます。GCの実行には約25分かかります。つまり、お客様はCHRONECT Workstation H53を使って1日に約60サンプルを処理することができます。自動化されたメソッドで使用されるボリュームは、スタンダードで使用されるボリュームとは異なります。
20mLバイアルに入った15mLの水サンプル、オートサンプラーによる1.5mLの抽出剤の添加
ボルテックスモジュールでの抽出
オートサンプラーによる相分離と有機相の除去
有機相をNa2SO4の入った1.5 mLバイアルに移す
ボルテックスミキサーでの混合
抽出液をFlorisil入りの1.5 mLバイアルに移す。
シェーカーでの混合
バイアルから100 µLを抜き取り、GCで急速に大容量注入する
CHRONECT Workstation H53 は、このタスクのための完全なワークステーションです。CHRONECT Robotic、OPTIC、GC、CHRONOS、そしてClarityで構成されています。CHRONECT Workstation H53の納入範囲には、仕様の測定と、実際のサンプルを測定する現場での詳細な指導が含まれています。お客様が直接測定できるように、完成したユニットを設置します。
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