温度指示調節計(KFTA形)は、液封式検出端で-50~+300°C、気封式で0~500°Cをそれぞれ各種レンジで検出します。計器部はKFシリーズで、豊富な調節機構を有します。保護管も各種取り揃えてあります。
現場形指示調節計 KFシリーズは、プロセス変数の測定エレメント部と、各機種共通の指示調節部の2つの主要部分から構成されており、温度、圧力、流量、液位の基本プロセス変数と空気圧信号の測定、調節が可能です。
優れた機能構成法による完全なシリーズは、経済性と操作性を考慮して製品化されています。機能別には、指示調節計の他に指示発信計、指示発信調節計も用意されており、統一した機種で経済的な計装を行うことができます。
高い信頼性
空気圧配管に代わる空気回路板の採用、また長期にわたり安定性のあるツィン・ベローズの採用など機能面での信頼性と、耐熱・耐水・耐候性を考慮した金属ケースの使用という構造の両面から、信頼性の向上と使い易さを基本とした設計を行っています。
優れた振動特性
<圧力測定>
スパイラル・エレメントには、全てバランス・ウェイトを装備し、PV指針の振れをおさえます。変位角をエレメントの中心から取出し、さらに中心軸の偏心を防止する構造です。
<温度測定>
ベローズ式受圧エレメントを採用し、振動に負けない大きなトルクを得て、PV指針の振れを打消しています。
プロセス脈動対策
プロセス脈動に強いダンピング付スパイラル・エレメントを採用。絞り部分がないため、つまりの心配を取り除くことができました。
部品の共通化による経済性
当社既存の空気式発信器群と共通の測定エレメントの採用、部品の共通化による効率的な部品の運用、さらに追加・削除が自由なオプションの拡張性は、保守用の保有部品点数を大幅に低減し、経済性、保守性、操作性を高めています。