ACOPOS P3によって、B&Rはモーション・コントロールに新たなスタンダードを作りだします。 この3軸サーボドライブは出力密度が4アンペア/リットルであり、統合型セーフティ機能を搭載したサーボドライブとしては、最も効率的なものに入ります。 以前は実現できなかったダイナミクスと精度を持ち、サンプリングタイムはコントローラカスケード全体でわずか50マイクロセコンドです。
以前にも増して、機械・装置メーカは生産性と可用性の向上に対する要求に向き合わなくてはなりません。 同時に、生産用マシンの製造コスト削減に対するプレッシャーは常に立ちはだかります。 B&Rの新世代サーボドライブは、こういった課題に対応できるよう設計されています。
設置面積を69%小さく、出力密度を最大に
ACOPOS P3は1、2、3軸ドライブで提供されており、パワースペクトルの幅は0.6~18 kW、または1.6~44アンペアです。 既存の1軸ドライブなみのコンパクトな筐体により、3軸ドライブでもキャビネット内の必要なスペースを69%削減します
インテリジェントなモーション・コントロールで最高のパフォーマンスを
バーチャル・センシングを新たなサイズで
電流、スピード、位置コントロールのサイクルタイムが50マイクロセコンドという短さなので、ACOPOS P3は先進的なモーション・コントロールに対する新たなチャンスを切り開きます。 印刷やパッケージング産業におけるような、非常にダイナミックで高精度の要求される工程、特に高速な動作に対しては、絶対的な精度での制御が必要です。 ACOPOS P3のサイクルタイムの短さと、POWERLINKリアルタイム・イーサネット・ネットワークの帯域の広さ、精度を組み合わせれば、これは問題なく可能です
生産性の向上
設置面積を小さくしつつ、生産性の向上とエネルギー消費の削減を両立するために、機械メーカは構造の軽量化へシフトしています。 これによって移動する質量(と同時に慣性モーメント)が削減され、機械の剛性が減り、弾性が増します。 バーチャル・センサがこういった弾性システムの制御を可能にし、プロセス干渉点で追加の位置センサを使うことなく、高レベルの品質を保つことができます。
エンコーダレス制御
バーチャル・エンコーダを使えるので、サーボドライブ内のエンコーダ、ケーブル、評価ユニットの必要性をなくし、同時に可用性を向上させることができます。