BeDensi B1-Sは、金属粉末及び粉体試料を緩やかに充填し、粉体のカサ密度を測定する装置です。疎充填カサ密度測定器 BeDensi B1-Sによる測定する粉末のカサ密度は、流動性の判定の重要な値となり、粉体製品の検査、管理の試験用として最適です。スコットボリュームメーターを用いるBeDensi B1-Sは、日本薬局方だけでなく、米国薬局方(USP) と欧州薬局方(Ph. Eur.) を含む様々な薬局規格に準拠したカサ密度試験に推奨されている測定器です。
機能と利点
● 測定内容:カサ密度
● 測定方法:スコットボリュームメーター(Scott Volumeter)
1.測定内容:カサ密度
BeDensi B1-Sは、金属粉末及び粉体試料を緩やかに充填し、粉体のカサ密度を測定する装置です。疎充填カサ密度測定器 BeDensi B1-Sによる測定する粉末のカサ密度は、流動性の判定の重要な値となり、粉体製品の検査、管理の試験用として最適です。BeDensi B1-Sは、日本薬局方だけでなく、米国薬局方(USP) と欧州薬局方(Ph. Eur.) を含む様々な薬局規格に準拠したカサ密度試験に推奨されている測定器です。
2. 測定方法
BeDensi B1-Sは、ふるいを取り付けた上部漏斗から構成されています。この漏斗は、粉体が通過する時に、その上を滑落したり跳ね上がったりする25°角度の4枚のガラス製邪魔板が取り付けられたバッフル・ボックスの上部に固定されています。バッフル・ボックスの底部には、ボックスの直下に置かれた、粉体を集めて、25cm3の円筒形カップに注入できるような漏斗があります。カップ内の粉体の質量(M)を測定し、式M/VB(VBはカップの容積)によってカサ密度(g/cm3)を計算します。
3. 測定手順
1、円筒形カップを電子天秤に静置し、質量を測る
2、最少量35cm3の粉体を用い、装置を通して試料の受器となるカップ内に過剰の粉体を溢れるまで流下させる
3、ヘラで粉体をすりきます
4、粉体の質量(M)を測定する
式M/VB(VBはカップの容積)によってカサ密度(g/cm3)を計算し、3回の測定値の平均値を記録します。
4. 応用例
「BeDensi B1-Sによる医薬品粉末のカサ密度分析」
モンモリロン石(モンモリロンせき、montmorillonite)は、鉱物(ケイ酸塩鉱物)の一種で、下痢や外傷などへの ”秘薬” として使われています。3つの異なった試料を用いて3回の測定値の平均値を記録し、モンモリロン石試料のカサ密度が0.599 g/cmであることを分かり、精度と信頼性の高い測定結果を得られました。