設計
高速蒸気発生器は、サーペンタインと呼ばれるヒーターパイプの束を螺旋状にねじって絡み合わせた構造をしている。コイルの一端から給水されながら、バーナーで使用する燃料の燃焼によって発生する熱で蒸気となり、コイルの他端から出てくる。蒸気ボイラーと同様、水は本体内に収まらず、蛇行したパイプの中を通過する。したがって、パイプを通過する水の量は、蒸気ボイラーの本体容積に比べてはるかに少ないので、発電機を始動してから数分で蒸気を得ることができる。
本体に水量がないため、高速蒸気発生器には爆発の危険性がない。蒸気を必要とする工業プロセスで使用されますが、病院、ホテル、社会施設などでも簡単に使用できます。蒸気ボイラーに比べ、約8%の燃料節減が可能です。液体、ガス、デュアル燃料コンビネーションバーナーでの使用に適しています。設置面積(ボイラー室)が限られた場所でも、スペースに合わせた設計・製作が可能で、場所を取らないコンパクトなスキッド(筐体)への搭載や縦置きも可能。PLCとタッチスクリーンにより、より簡単で効率的な操作を提供し、オプションとしてシステムの全パラメータと故障を監視することができるほか、ご要望に応じて、SCADAソリューションにより、お客様の主制御装置から発電機を制御することも可能です。
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