セルコス/EtherCATブリッジはI/Oデバイスとして両方のバスに対して動作します。 リアルタイムデータの幅は、32 ~ 2048バイトの範囲で柔軟に設定できます。 2つのバス間のリアルタイムデータ交換は、1つの通信サイクル内で実行されます。 アプリケーション固有のI/Oデータに加えて、SercosやEtherCATバスの通信状態や診断データに関する情報も相手側に転送されます。 これにより、2つのマスターは、通信状態の変化やエラーイベントに対して非常に高速に反応することができます。
リアルタイム・データ・チャネルの他に、非循環データ交換用の双方向チャネルもサポートしています。 Sercos 側では、このメールボックスメカニズムは、サービスチャネルを介して読み取りと書き込みが可能な IDN によって表されます。 EtherCAT 側からは、CoE オブジェクトを介してメールボックスにアクセスできます。
このデバイスは、DINレール取り付け用のコンパクトモジュールとして実施されます。 セルコスとEtherCATの両方で、2つのRJ45ポートを使用できます。 前面の RJ45 コネクタは、標準イーサネットポートとして機能します。 このインタフェースを介して、デバイスは、それぞれのメカニズム(UCチャネルとEoEプロトコル)を使用して、リアルタイムバスに接続された他のデバイスと通信することができます。 このインターフェースで利用できるIEEE 1588マスター/スレーブもクロック同期に使用できます。
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