パウダーブレーキとクラッチにより、(制動)トルクを最小値Mr(残留トルクMr <= 1% Mn)から定格トルクMn(カタログの表)まで、ユーザーの必要に応じてスムーズに調整(プログラム)できるドライブを設計することが可能になります。
締結時には、トルクは一定の遅れt09 [ms](Mnの90%に達する時間)で滑らかに増加し、締結解除時には、トルクは遅れt01 [ms](Mnの10%に達する時間)で滑らかに減衰しますが、その値はコイル電流値に(ほぼ線形に)依存します(グラフ参照)。
制動トルクの調整には、0~10 kΩのポテンショメータでコイル電流を設定するか、0~10 V(誘導、近接、力など)のセンサからの信号、または4~20 mAの電流信号でEZP-51コントローラを使用することをお勧めします。設定トルクは、毎分回転数やボディとローター間のスリップに関係なく、5%の精度で維持されます。
粉体ブレーキとクラッチは、表(カタログ)に規定された許容放熱定格値を超えない限り、連続スリップで作動することができます。
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