超低電力の音声およびオーディオDSPチップCS48L10は、モバイル/ポータブル・アプリケーションにおいて、システム全体の消費電力をできる限り抑えながら、クラス最高のオーディオ処理能力を実現するよう設計されています。CS48L10を利用することで、製品を強化、改善、差別化でき、また同時にメインシステム・プロセッサによるオーディオ処理の負荷を軽減することができます。ホーム・オーディオ・アプリケーションのサポートはサードパーティを通じて提供されます。詳細については、販売代理店にお問い合わせください。
特長
最大120 MHzのシングルコアCirrus Logic 32ビットDSP
独立のX、Y、およびPメモリ空間を備える先進のハーバード・アーキテクチャ
固定小数点DSPコアは、クロック・サイクルあたり2つの積和(MAC)演算(32 x 32)を実行
8つの72ビット・アキュムレータ
20 Kワードの32ビットXデータRAM
24 Kワードの32ビットYデータRAM
20 Kワードの32ビットPコードRAM
40 K x 32の合計ROM
超低消費電力: 0.1 mW/MHz(平均的なコード、コア電源のみ)
オンチップ8チャネルDMA
設定可能なシリアル・オーディオ入出力
デジタル・オーディオ入力(DAI)用メイン・モードまたはセカンダリ・モード(最大6チャネルのI²Sまたは8チャネルのTDM)
デジタル・オーディオ出力(DAO)用メイン・モードまたはセカンダリ・モード(最大6チャネルのI²Sまたは8チャネルのTDM)
8、12、16、24、32、44.1、48、96、および192 KHzのFsサンプル・レートに対応
I²C™またはSPI™シリアル・インターフェース・ポート
メインまたはセカンダリの動作
内蔵クロック・マネージャ/PLL
内蔵PLLまたは外部発振器から動作できる柔軟性
プログラム可能な割り込みコントローラ(PIC)内蔵
タイマーとウォッチドッグ
設定可能なGPIO
コアおよびメモリ用1.0~1.2 V、I/O用1.8~3.3 V
内蔵の高効率パワーマネジメントにより消費電力を低減
4Kブロック(P ROMは8Kブロック)に分割されたX、Y、およびPメモリ
各メモリ・ブロックに独立のパワーダウン制御を搭載
DSPコア・クロック・スケーリングおよび電圧スケーリング
DSPコア用低電力モード