CS4265は、5チップ設計とS/PDIF出力を特長とするステレオ・オーディオ・コーデックで、高品質なオーディオ性能を実現します。アナログ・フロントエンドに2:1入力マルチプレクサと、±12 dB(0.5 dB刻み)のアナログ・ゲインが可能なプログラマブル・ゲイン・アンプ(PGA)を備え、ゼロ・クロスのクリック・フリーレベル調整機能で優れた音質を維持します。1対の入力では、32 dBのゲインを提供する専用のマイク・プリアンプがそのパスに用意され、低ノイズのマイク・バイアス電源も利用できます。ステレオ・アナログ‐デジタル(A/D)およびデジタル‐アナログ(D/A)変換は、マルチビット・デルタ・シグマ・アーキテクチャに基づいています。同期S/PDIF (IEC60958-3)デジタル・オーディオ送信機が内蔵されており、追加設計の柔軟性を提供するとともに、システム・コストを低減します。
特長
完全なステレオ・コーデック
192 kHz S/PDIF送信機内蔵
24ビット変換
最大192 kHzのシステム・サンプル・レート
高性能マルチビット・デルタ・シグマ・アーキテクチャ
ダイナミック・レンジ:104 dB
-95 dB ADC THD+N
-90 dB DAC THD+N
2:1入力マルチプレクサ
IEC60958-3送信機
プログラマブル・ゲイン・アンプ: ±12 dBゲイン(0.5 dB刻み、ゼロ・クロス)
32 dBゲインおよび低ノイズ・バイアス電源付きマイク・プリアンプ
デジタル・ボリューム・コントロール
クリック/ポップ・ノイズをコントロールするPopguard®技術
シングルエンド入力および出力
3.3 Vまたは5.0 V電源
1.8 V~5 Vロジック・レベルのダイレクト・インターフェースをサポート
オーバーフロー検出
ハイパス・フィルタ(defeat)
パッケージ: 32ピンQFN、鉛フリー対応