WM8918は、グラウンド基準ヘッドフォン・アンプを内蔵した超低電力ステレオD/Aコンバータ(DAC)です。再生時の効率と消費電力を最適化するためにデュアルモードのチャージ・ポンプが組み込まれています。グラウンド基準出力によりヘッドフォン結合コンデンサが不要となり、また出力はグランド・ノイズを除去するコモンモード・フィードバック・パスを備えています。オーディオ・パスを設定する制御シーケンスは、内蔵の制御書き込みシーケンサによって事前に読み込んで実行することができ、ソフトウェア・ドライバの開発を削減し、ポップやクリックを最低限に抑えることができます。アナログ入力段階は、シングル・エンド入力または差動入力に設定でき、最大3チャネルのステレオ・マイクまたはライン入力を接続できます。
特長
DACからヘッドフォン再生への静止消費電力3.8 mW
アナログ・バイパス再生の静止消費電力2.4 mW
内蔵FLLで必要なすべてのクロックを提供
セルフ・クロック・モードによりプロセッサのスリープが可能
8 kHz~96 kHzのあらゆる標準サンプル・レート
ステレオ・デジタル・マイク入力
ステレオ・チャネルあたり3つのシングル・エンド入力
ステレオ・チャネルあたり1つの完全差動マイク/ライン入力
デジタル・ダイナミック・レンジ・コントローラ(コンプレッサ/リミッタ)
デジタル・サイドトーン・ミキシング
グラウンド基準のヘッドフォン・ドライバ
グラウンド基準のライン出力