X 線検査機器 UX50

3D2Dデジタル断層撮影

大型部品に対応したパワフルでコンパクトなＸ線検査装置（CT・2D） エクスロンUX50は、コンパクトな設計で、作業現場での運用も想定して開発されたX線検査装置（CT、2D対応可）です。管電圧は最大450 kV、ラインセンサーとフラットパネルディテクターの両方を搭載しているため、大型で高密度な部品のCT(3D)解析に適しており、さらに透視(2D)検査でも最良の結果を得ることができます。UX50は、あらゆるサンプルに対応する高い柔軟性、簡易なオペレーションを可能にする直感的な操作性、さらに国際基準の安全性を兼ね備えており、将来を見据えた投資を行うことができます。 • 作業現場にも適した近代的でコンパクトなデザイン • 450kVで高密度・大型部品に対応 • 自動で校正(キャリブレーション)と画像鮮明度の測定が可能 • ラインセンサーとフラットパネルディテクターの使い分けによる最大限の柔軟性 • 最新のCT(3D)技術と画像補正ソフトウェア • HDRフィルターによる詳細な透視(2D)検査 システムの特徴 また、UX50の特徴として、視野を拡張する各種の撮影技術により広い検査領域を実現しました。450 kVの高性能X線管は、エンジンブロック全体、鉄製部品、複雑なEVコンポーネントのX線撮影を可能 にし、貴社の抱える品質問題を解決します。さらに、エクスロン自社製ののラインディテクターと高エネルギーに最適化された大型フラットパネル検出器を装備することで、さまざまなアプリケーションに対応することができます。 システムは、Geminyと呼ばれる最新のソフトウェアを用いることで、アイコンによるシンプルで直感的なシステム制御を実現いたしました。さまざまな操作メニューと事前のプログラム登録によりオペレータは検査作業を安全に進め、詳細かつ信頼性の高い結果を得ることができます。スキャッターフィックス、ビームハードニング補正、メタルアーチファクト低減などの画像最適化ツールをスキャン中またはスキャン後の画像再構成中に適用することができます。また、ボタンを押すだけで校正(キャリブレーション)や画像鮮鋭度の測定が自動で行えるため、作業効率がさらに向上します。 コントロールパネルはシステムに直接取り付けられており、高さ調節が可能なため、座っての作業、立ったままの作業が選択可能です。操作パネルはジョイスティックとプッシュボタンで分かりやすく構成されており、手袋をしたままでも簡単・正確に操作することができます。また、キャビネット内のカメラ監視、レーザーによるX線照射の表示、ドア開放時の検査部マニピュレーターの安全制御の他、オプションの外部ローディングクレーンにより、重量物の検査部も安心してうことができます。 UX50は、アップグレード可能な構成となっており、将来を見据えて投資を行うことができます。まずは現在のニーズに合わせてシステムを構成し、ニーズの拡大や変化に応じて適宜アップグレードすることができます。Geminyソフトウェアは、アップグレードが迅速に行われるため、常に最先端の技術を利用することができます。小型で高密度の部品を高エネルギーで試験するための特殊なカーボンホルダーや、大型試料用の60cmターンテーブルなど、多数のオプション・治具も用意されており、便利で最適なＸ線検査を保証します。