より少ないものでより多くを
直列4気筒のB4.5は、このエンジンの現行バージョンと比較して、出力が16%、トルクが11%向上しています。カミンズ社が設計したウェイストゲートターボは、卓越したパワーと応答性を実現し、サイクルタイムを短縮する重要なコンポーネントです
より大きなパワーを得られるだけでなく、(燃料とディーゼル排気液の両方を含む)総流体効率が最大で3%改善されます。頻繁にアイドリングが必要なデューティーサイクルで使用される機器では、カミンズのStop-Startテクノロジーにより、さらに燃費を向上させることができます。
EGRフリー設計により、複雑の軽減、信頼性の向上、冷却システムのスペース削減を実現しています。また、複数のコンポーネントオプションにより、取り付けやメンテナンスが容易になります。たとえば、オイルパンの位置をフロントサンプまたはリアサンプから選択できるほか、電子制御モジュールとメンテナンス用フィルターをエンジン上またはリモートマウントから選択可能、パワーテイクオフをリアエンジンまたはフロントエンジンから選択できるほか、ターボチャージャーの向きをハイマウントリア、フロントアウト、ミッドマウントの3種類から選択可能です。
SingleModule™後処理システムは、DPF、SCR、尿素の注入を1つのユニットにまとめ、従来のシステムに比べて50%の省スペース化と30%の軽量化を実現しました。
B4.5には、Cummins Connected Diagnostics™による付加価値もついてきます。これは、ユーザーのエンジンをカミンズの専門家にワイヤレスで接続し、テレマティクスを装備したあらゆる機器で故障コードが発生した瞬間に、即座に問題の分析、推奨処置の確認ができるリモートモニタリング技術です。
B4.5には、Cummins Guidanz™テクノロジーもついてきます。このテクノロジーは、診断と修理のプロセスを合理化するシームレスなプロセスガイドパッケージを提供し、適切な部品、ツール、サポートを現場に送ることで迅速に修理を行うことを可能にします。
硫黄耐性が高いため、燃料品質に制限のある地域で使用する機器にB4.5を搭載することができます。
2019年式カミンズ B4.5は、総所有コスト(TCO)を低減することでより多くの機械性能とアップタイムを実現するため、ユーザーは、より少ないコストでより多くを実行することができます。