VRCは、RC8(ロボットコントローラ)そのものを画像化し、PC上でRC8の仮想環境を提供するエミュレータです。
特徴
RC8(ロボットコントローラ)の仮想ロボットモジュールとして、VRCはPC上にRC8の仮想環境を提供します。
PC上で汎用言語(Visual C++、Visual BASIC、Delphi、LabVIEWなど)でプログラミングする場合、VRCを接続すれば、仮想環境上でデンソーロボット本体の制御や状態監視ができます。
実際にロボットを使用することなく、その動作をシミュレーションできるため、開発効率が飛躍的に向上します。
技術的特徴
GUIを提供
VRCの状態を可視化するツールとして、VRCティーチペンダントと同様の使い方や監視が可能です。現在位置、変数、I/O、エラーログなど様々な情報を確認することができます。
シミュレーションリンク
市販のシミュレーションソフトからVRCにリンクすることで、各種シミュレーションソフトのGUIで表現できるRC8(仮想環境)情報(現在位置[Pタイプ、Jタイプ、Tタイプ]、変数、I/Oなど)をフィードバックすることができます。ロボットの動作経路やサイクルタイムを実機と同様に表現することができ、より実機に近いシミュレーションを行うことができます。
システム要件
OS】Windows® XP SP1以降 / Vista / 7 / 8
PC】CPU 2GHz以上のマルチコアプロセッサ、メモリ2GB以上、HDD 1GB以上
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