MXS-EVOは、放送、防衛、宇宙、通信など様々な分野のシステムやデバイスの同期を目的とした、高安定時間・周波数信号用のマルチ出力ジェネレーターです。本器は12個のプログラム可能な出力を備えており、様々な状況に適応し、ユーザーのニーズに応えることができるように設計されています。さらに、時間プロトコル同期(NTPまたはPTPv2グランドマスタークロック)用のイーサネットインターフェースを備えています。また、IRIG B用に設計された光STコネクタを2つ(1入力、1出力)装備しています。
MXS-EVOは、二重の独立した電源ユニットにより最大限の信頼性を得るために、GPSレシーバーに加えて、E1/T1、1PPS、1~50MHzアナログ、IRIGタイムコード、PTP IEEE-1588v2から外部基準入力を得ることができます。GPSにロックすると、MXS-EVOは、SDH、SONETまたはPTSNアプリケーション用のコスト効率の高いG.811ソースになります。高安定OCXOのおかげで、MXS-EVOは優れたホールドオーバー性能を提供することができます。
この装置は、ウェブベースのGUIやSNMPで管理されます。ローカルコンフィギュレーションにはLCDとキーパッドを使用できます。MXS-EVOの特徴は、各ソースのf/f比の分析を通じて、装置に供給されるソースの品質を評価できることです。
MXS-EVOは測定システムとしても機能します。統計解析と関連する分布、トランジットタイム、トランジットタイムの分散、その他多くのアプリケーションは基本バージョンに実装されており、エンドユーザは、伝送ネットワークにおける同期情報の劣化と、機器が使用するソースの両方を選択し、評価することができます。
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