VRA-V01は、2つの異なる入力の間で選択できる、個別に増幅された10出力への分配器RFです。この機構により、しきい値以上の信号レベルを持つ入力を選択する自動切り替えが可能です。スイッチは、RS-232シリアル接続、または入口のドライ接点(TLC)を介してデバイスに提供されるリモートコントロールでもアクティブにすることができます。
各出力はアンプとカップリングトランスを備えています。レベルは最小-2dBmから最大16dBmの間で個別に調整可能です。優れた直線性と低ノイズにより、VRA-V01は基準周波数や変調されたRF信号のスイッチングなど、幅広い用途に使用できます。入力段はまた、入力RFのレベルを特に正確に表示します。ダイナミック・レンジは0 dBm(0.63 Vpp)から30 dBm(20 Vpp)まで、帯域幅は100 KHzから500 MHzまで、周波数直線性は+/- 0.1 dBです。
フロント・パネルの英数字ディスプレイは、両入力の信号レベルをリアルタイムで表示します。また、フロントパネルには、出力チャンネルAまたはBの切り替えを行う2つのボタンがあり、ボタンの横には、選択されたチャンネル出力を示す2つのライトがあります。前面中央にはジョイスティック・キーがあり、オペレーターはこのキーで本機のプログラミング操作を行うことができます。VRA-V01に使用されている技術は完全なデジタル方式で、従来のアナログ方式に伴う欠点を解消し、精度や再現性の面で特に信頼性の高い装置となっています。
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