荏原は、FFBME(Fire Fighting Booster Module Electric)タイプのモジュール型消火設備を提供しています。欧州規格UNI EN 12845に準拠した自動消火システムの給水設備に使用されます。
電動ポンプを搭載したこのポンプユニットは、非常に強固な構造を持つ二重基盤で構成されているため、振動の伝達が少なく、公差の長期維持と規格で要求される保守点検後の容易で迅速な制御を可能にします。
FFBME消火システムは、水平型エンドサクション遠心電動ポンプと、過負荷状態でもサービスの継続を保証する特大電動機で構成されています。ポンプとモーターの結合には、弾性スペーサーカップリングを使用しており、トランスミッション部分から油圧部分を簡単に取り外すことができます。
ポンプユニットには、流量計の設置が可能な吐出マニホールドと、マニホールドマウントが装備されています。メンテナンスの際には、システムの構造に影響を与えることなく、ポンプを取り外すことが可能です。
また、FFBMEには専用の三相400V制御盤、ポンプと制御盤間の配線、操作系、警報監視系が装備されており、これらは工場で個々のシステムのテスト時に既に製作されています。
規格・規制
FFBME型消火設備は、以下の法規制に基づき設計・施工されています。
- UNI EN 12845、消火装置、自動システム用水供給装置。
- UNI EN 12845/10779、消火システム-消火栓ネットワーク。
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