配信・映画制作向けの「PQ方式」と放送向けの「Hybrid Log Gamma方式」、両方のHDR入出力特性(ガンマ)に対応しています。映画作品や放送番組など、HDRコンテンツの編集作業・カラーグレーディング作業に有効です。
デジタルシネマ規格である「DCI」や、4K/8K放送の色基準となる「Rec.2020」など、国際規格で定められた色域・ガンマを再現する表示モードを標準搭載しています。カラーモードはモニター本体の前面ボタンから簡単に切替えて使用でき、ユーザーはプロジェクトの色基準に合わせて手間なく色管理を行えます。
用途に合わせたさまざまなガンマ設定が可能
HDR PQ方式、Hybrid Log Gamma方式を含むさまざまな規格に対応したガンマ値を選択できます。また、専用ソフトウェア ColorNavigatorを使うことで、任意のカメラLogをガンマに設定できます。モニター単体でカメラLogの映像を確認できるため、撮影現場での運用に有効です。
また、ガンマに「HLG」を設定している場合、入力されたHLG信号に対応してシステムガンマ値1.0~1.5を選択できます。
標準搭載されているガンマ値は以下の通りです。設定値はモニター前面ボタンから簡単に切替えられます。
CG319Xは、測定精度の高いキャリブレーションセンサーをモニター筐体に内蔵。経年変化による表示のずれを正しく再調整します。また、付属の専用ソフトウェア ColorNavigator 7を使って用途に合わせた最適な表示に調整できます。
セルフキャリブレーション時も、事務作業が可能
従来はセルフキャリブレーション時、モニター画面が暗転しPC作業ができませんでしたが、CG319Xは作業画面を表示させたまま、再調整できるようになりました。これにより再調整中であっても、ユーザーは作業を中断せずメール確認などの事務作業を行えます。
日本特許第4809453号
セルフキャリブレーション時、画面上部のカラーパッチと右下の調整中ウィンドウは表示されます。