赤外放射計は、地表面や地球大気・雲などから放射される長波放射量を測定する測器です。
気象学上では、0.3~4.5μmくらいまでの波長の光を短波放射(日射)と呼び、それ以上を長波放射と呼んでいます。地球放射として観測される赤外放射の大半は波長4μ以上の長波領域にある。
本器は、特殊コーティングされたシリコンレンズを備えており、短波放射成分を完全遮光し、長波成分だけを測定するようになっている。 MS-21ではシリコンレンズをメニスカス形状にすることで、180°の視野角を確保しつつ、レンズで受けた放射を受感部にロスなく伝え、誤差を減らすようになっています。
測定波長範囲 - 4.5 ~ 42 µm
感度常数 - 10 ~ 20μV/W/m2
応答時間 (95%) - < 18 秒
非直線性 - <1%
温度特性 (-20~+50℃) - <1%
使用温度範囲 - - 40 ~ +80 ℃
視野角 - 180°
受感部温度素子 - PT-100
ウインドヒーティングオフセット - <4W/m2
ケーブル長 - 10m