携帯型厚さ計 PTG8BDL

材料超音波式ポータブル

超音波精密厚さ計の最上位モデルPTG8には、ほとんどすべての素地の厚さを正確に測定するために必要なあらゆる機能が備わっています。 画面の表示内容を設定することができます。例えば、現在の読み取り値、統計値、最大値（Hi）、最小値（Lo）、平均値（x）の関係を示す横棒、最後の20個の読み取り値のランチャートを表示するオプションがあります。 測定モード スキャンモードでは、大きな試験面を16Hz（毎秒16回）でスキャンできます。試験面からトランスデューサを離すと、読み取った厚さの平均値、最大値と最小値が表示されます。 校正方法 PTG8の内蔵メモリに、校正値を3組まで保存することができます。一旦校正値を保存したら、次に厚さ計を校正するときに、その中から選択できます。校正手順を最初からやり直す必要はありません。 保存した校正値の英数字の名前を、目的に合わせて変更することもできます。 表示モード PTG8には、測定値の上限と下限を設定する機能、および範囲外の値をランプとブザーで知らせる機能が搭載されています。この制限値は、個々の測定用に設定することも、バッチ用に設定することもできます。設定した許容範囲外の値が読み取られると、該当する上限または下限のアイコンと読み取り値が赤で表示され、赤いLEDが点滅して警告音が鳴ります。 また、差分モードで表示する機能も備わっています。これは、試料の厚さの名目値を設定しておき、読み取り値と共に、名目値との差が表示されるようにするモードです。思ったとおりの肉厚でないところを見つけるのに便利です。 Bスキャン表示では、試料の厚さが時間を横軸にした2次元の断面図で示されます。相対的な深さの分析に適しています。Bスキャン画面のズーム機能を自動に設定することも、特定の場所を拡大表示することもできます。 データの記録（メモリ使用） PTG8の内蔵メモリには、最高1,000バッチ、読み取り値10万個を、シーケンシャル式またはグリッド式で保存できます。グリッド式のバッチでは、読み取り値が縦横に並んだ形（表形式）で保存されます。測定不可能だった場所をグリッドに記録するためのObst（障害）ソフトキーがあります。