vario TOC cubeは、他の装置では真似することができない、非常にフレキシブルで幅広い測定パラメータや試料のタイプを1台でカバーできます;TOC、NPOC、TC、TIC、 DOC、POC、TNbの各種パラメータの測定や、純水、工業廃水、高濃度塩水、固体といった幅広いタイプの試料。さらに、vario TOC cubeはフミン酸などの難分解性化合物にも適しており、あらゆる有機物の完全回収と卓越した正確な分析値を保証します。
vario TOC cube 製品ハイライト
ニーズに合わせたカスタマイズ
vario TOC cubeが持つ、あらゆる分析ニーズに応える多彩な拡張機能
数ppbレベルの分析でも優れた安定性
高感度赤外線検出器と高性能電熱炉がもたらす恩恵
簡単で迅速な分析
ルーチン分析に適したユーザーフレンドリー設計
長寿命と低ランニングコスト
独自のSALTTRAPによる塩分などマトリックス除去
アプリケーションに合わせたカスタマイズ
vario TOC cubeは、非常にコンパクトな1台の基本ユニットから、お客様の要求を完全に満たすようにさまざまな拡張が行えます。例えば、試料導入は自動もしくは手動、液体または固体の分析、TOCのみあるいはTNbの同時測定など。TNb分析を追加する場合には、3種類異の異なる検出器から選択できます;CO2/NOの同時検出には2チャンネル赤外線検出器 (IR)、NOのみの場合は化学発光式検出器 (CLD) または電気化学式検出 (ECD) 。固体中TICの分析には、別売ユニットを拡張します。当社のこれらのカスタマイズにより、皆さまの分析業務に対する適切なソリューションを高い費用対効果で提供できます。
数ppbレベルでも安定した抜群の分析精度
vario TOC cubeの誕生は、当社の有機元素分析装置に関する定評ある技術と、TOC分析に携わるの長年の経験が融合によるものです。その結果、TOCやTNbの測定レンジは数ppb~数%と他に類を見ない広さとなり、さらに固体試料も高い精度と信頼性で分析が行えます。
ルーチン分析業務に最適な簡単・迅速な分析
vario TOC cubeは、日々の分析業務を大幅に簡素化できます。装置の細部にまで簡単にアクセスできるように各コンポーネントが配置されており、メンテナンスに掛ける労力を最小にします。また、工具不要のメンテナンスは、取り外した配管を再接続する際にガスのリークの発生を防ぎます。さらに、オートサンプラーは、24時間365日の無人運転に最適化されています。帰宅直前に試料をオートサンプラーへセットして分析を開始し、翌朝の出社時に分析結果を確認できます。そのため、ほとんど拘束されることなく分析はスムースに行われ、得られる測定結果にご満足いただけます。
SALTTRAPによるマトリックス分離による、消耗部品の延命と低ランニングコスト
塩分を含むサンプルを燃焼させると、その塩分は燃焼管内で結晶化します。 石英ガラス製の燃焼管の表面や触媒の内部で結晶化が起こると、それらの寿命は劇的に短くなります。 当社のSALTTRAPは、濃縮塩溶液の場合でも、燃焼管と触媒のメンテナンス間隔を延ばせるためユーザーフレンドリーです。そして、ランニングコストが大幅に削減されます。塩の性質にも依存しますが、一般的には燃焼温度を下げることで結晶化を低減できます。 しかしながら、塩は溶融点で直接トラップされるため、SALTTRAPのみが確実に燃焼管をガラスの腐食から守ることができます。
安心の10年保証
素晴らしい堅牢性と長寿命を備えたvario TOC cubeだからこそ、当社は高温燃焼炉に10年保証を付与します。また長期サポートを大切にする当社のポリシーとして、製造中止後、最低10年間のスペア部品の供給を続けます。これにより、保有期間に掛かるトータルコストを大幅に抑えて投資回収に貢献します。