ELTRA CW-800Mは、炭素と水を1サイクルで分別できる分析装置です。分別分析用に特別に開発されました。CW-800の技術をベースに、より早く炉の温度を調整できるようになっています。 サンプル中の炭素と水の階層分けは、炉の中の温度が変わることにより行われます。 ELTRAの CW-800Mは、石灰、ギプス、セメントの、炭素(二酸化炭素として発生する)と水分を、サンプルの重量により異なりますが、100%のトレースレベルで、同時に精密に分析できる装置です。 他に、鉱物、土壌、ミネラル、スラグ、廃棄物も代表的なサンプルです。
それぞれのアプリケーションに応じて、5段階に温度をプログラミングできます。温度のレベルと時間を選択可能です。 最高温度は1000°Cです。
アプリケーションの工程によって、炉の雰囲気として酸素を使用したり(サンプルの酸化)、液体窒素やアルゴンのような不活性ガスを使用します。
ELTRA CW-800Mの検知システムは、非常に感度が高く、信頼がおける分析結果をお約束します。また、丈夫で長くご使用いただけます。お客様のニーズに合わせてカスタマイズも可能です。2つの独立した赤外線セルをもち、発生した二酸化炭素と水の測定を精密に行うことが可能です。
アプリケーション例
石こう, セメント, 石灰岩, 鉱物, 鉱石, 土壌, スラグ, ごみ
長所
わずかのサンプル調製で、二酸化炭素と水分を同時に分析
酸の添加なしでのTOC(全有機炭素)分析
迅速かつ正確で信頼のおける成分分析
温度のスロープを最大5つまでプログラム可能
広範囲のサンプルの分析に対応
抵抗炉の温度が1℃ごとに1,000℃まで設定できます。
赤外線セルのカスタマイズによって、ダイナミックで広い測定範囲
金メッキ赤外線セルにより、ハロゲンや酸含有試料分析時でも長寿命
パワフルな専用ソフトウェア (多言語, ディスプレイをカスタマイズ可, 測定結果データをエクスポート可)
1点校正と多点校正が可能
ハロゲントラップする必要が無い
電気的なガスフローのコントロール
簡単なメンテナンス