HPCU 200 INJECTIONは、インジェクションシステムコンポーネントの調査および開発用に、すぐに使えるシステムとして設計されています。最大4つのインジェクタを持つ噴射システムの油圧供給と電子制御を可能にします。また、内燃機関にも使用できるプログラマブルなエンジン制御ユニット(ECU)を搭載しています。
エンジン回転数、噴射圧力、噴射時間、噴射量をマップにより自由に設定することができます。内燃機関と同様に、現在の回転数や軸角位置を記録することで、正確な噴射タイミングを実現します。噴射システムの挙動は、定常運転時(一定速度)、過渡運転時(ある速度域を通過する時)において調べることができます。また、蓄圧器と組み合わせることで、静圧下での射出工程を行うことも可能です。このシステムは持ち運びが容易で、230 V / 50 Hzまたは米国内の240 V、3相、3線式の電源ネットワークで動作させることが可能です。
高圧搬送ユニット(HPCU)は、約2~4 barの予圧で供給された液体を、最大200 barの圧力に調節して搬送することができます。このシステムの一部は、周波数変換器付きの電気モーター、およびギアボックスと高圧ポンプ(HPP)用の一体型取り付け装置です。HPCUの基本バージョンには、低圧入口用のホース接続口と高圧ライン用の接続口が用意されています。
HPCUで搬送される液体は、以下のシール材やライン材と接触する可能性があります。
ステンレス鋼:1.4305、1.4310、1.4404、1.4021
コーティング: 陽極酸化層、ニッケル層
---