最大限の柔軟性とパフォーマンスを実現する組み込み型リアルタイム・オペレーティング・システム
UltimET Advancedは、既存のUltimETファミリーの製品ポートフォリオをハイエンド側から強化した、パワフルで汎用性の高い多軸モーションコントローラです。UltimET Advancedにより、ETELは優れた本質的性能を持つモーションコントローラを提供するだけでなく、様々なアプリケーションの専用ニーズに合わせて非常に精密に設計できる戦略により、高度なモーションシステムを制御するための高いレベルの柔軟性を市場にもたらします。
このモーションコントローラは、クアッドプロセッサを搭載しており、そのうちの1つのコアは、いわゆる「カスタマーソフトウェアモジュール」(CSM)を実行するために完全にユーザー専用になっています。CSMは、提供されたEDI(ETEL Device Interfacing)に基づいて、ユーザーが設計した制御アルゴリズムや多様な機能を実装することを可能にするリアルタイムオペレーティングシステム(すなわちFreeRTOS)で実行されます。
UltimET Advancedは、ETELモーションシステムのプラットフォームを強化するETEL製プラグイン「ETELソフトウェアモジュール」(ESM)を搭載することができます。マルチコア構造により、ESMはユーザーの利用可能な計算能力を損なうことなく動作します。
ユーザーコアにはEDIの組み込みバージョンが搭載されているため、ユーザーは自分のコンピュータからコードを書くのに使われていたように、「UltimET Advancedから」コードを書くことができます。それは、TCP/IP接続と外部デバイスと通信するための1つの標準的なシリアル・ペリフェラル・インターフェース(SPI)接続への直接かつ完全なアクセスを持っています。さらに、ユーザーはSDカードを介してローカルストレージにアクセスすることができます。これにより、並行して実行されているモーションコントロールに影響を与えることなく、ローカルまたはリモートのデータストレージを使用することができます。
---