Raptorシステムは、メインの「マスター」ユニットと、中高圧電気設備の主要機器に対する事実上あらゆる試運転や定期的なテスト作業を可能にする多数のオプションユニットで構成されています。
デジタル技術と革新的な設計により、Raptorシステムは最もポータブルな一次試験セットでありながら、非常に魅力的な価格を実現しています。
Raptorの最もシンプルな構成は、77ポンド(35 kg)の超コンパクトで非常にポータブルなボディに、包括的なリソースとテスト機能を集約しています。マスターユニット、Wi-Fiおよびイーサネット接続モードを備えたRaptor WAコントロールモジュール、電圧・電流測定入力、デュアル電圧/電流テストソース、バイナリ入力、可変周波数で最大9500 Aの電流インジェクション用3 kVAデジタルアンプを搭載しています。サーキット・ブレーカーやリ・クローザーのテスト、アース・グリッドの完全性の検証、トランスの飽和解析、負荷や比率の測定など、多様なテストが可能です。
大電流アプリケーションのために、Raptorは、この製品にユニークな個性を与えるセンター・ホールを備えた「パススルー二次」技術を実装しています。Raptorに電流導体を通し、両端を被測定デバイスに取り付けるだけです。複数のケーブルを並列に使用することで、有効断面積を増やすことができ、コンプライアンス電圧は、ユニットの周囲を複数回回すだけで簡単に倍増させることができます。さらに電力が必要な場合は、5kVAのスレーブ・ユニットを追加して、合計23kVA、最大15000Aの注入が可能です。これらのユニットは、IrDAポートを介してマスターRaptorと自動的に通信します。
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