大型熱量計の試験原理はコーン熱量計と同じです。
コーンカロリーメーターが0.5MWまで測定するのに対し、LSCは1~10MWの定量的な熱放出率(HRR)を測定します。
また、コーンカロリーメータが特定の試験材料(100×100mm)を採取して試験を行うのに対し、FESTECの大型熱量計は実際の火災(例えば、倉庫、オフィス全体、家具、自動車など)で発生する可能性の高い実火災を測定します。このような理由から、この装置は大型熱量計または工業用熱量計と呼ばれています。
倉庫、商品、家具、自動車などの実大火災実験を測定することができます。
仕様
LSC2005 検出器(フランジ式)
サンプリングガスプローブ
すす質量サンプリングプローブ
シールド熱電対
双方向速度プローブおよび DPT
レーザーによる煙検知システム
ガス分析システム(酸素、一酸化炭素、二酸化炭素)
NI フィールドポインタによるデータ収集システム
主制御装置(セーフティカット機能付き)
特徴
排気ダクト流量、単位:l/s、g/s
Cファクター、単位:1/kg・m・K
消火時間、単位:秒
全酸素消費量、単位:g
全発煙量、単位:m/m2
質量損失および質量損失率、単位:g、g/s
熱放出率、単位MJ/kg, kw/m2
有効燃焼熱、単位:MJ/kg
一酸化炭素収率、単位:kg/kg
二酸化炭素発生量、単位:kg/kg
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