この延焼試験機(ISO9239、フローリング放射パネル試験機)は、建物火災が発生した際、隣接する区画や部屋で発生した炎や、火災初期の成長段階で中腹上部に蓄積された高温の放射熱がフローリング表面に放射された際に、フローリング材に反射した炎がバックドラフト状態で延焼することを確認する試験方法です。
詳細は次の図を参照されたい。試料は、水平面あたり30度傾斜したガス放射パネルの下方の水平面に位置している。
着火源となるパイロットフレームは、試験片の端の一部を高温側にしている。この装置では、火花による点火時間、炎が水平に試料の長さを通過する移動時間を記録する。
- ISO 9239-1:床材の耐火性試験-第1部:輻射熱源を用いた燃焼挙動の測定
- ISO 9239-2:床材の耐火性試験-第2部.熱流束レベル25㎾/㎡における火炎伝播の測定
- ASTM E 648ASTM E 648 : 放射熱エネルギー源を用いた床材システムの限界放射束に関する標準試験方法
- ASTM E 970 : 放射熱エネルギー源を用いた屋根裏床断熱材の暴露限界放射束の標準試験方法
- NFPA 253 : 放射熱エネルギー源を用いた床材システムの限界放射束の標準試験方法(全米消防法第6巻)
- KS F ISO 9239-1:床材の耐火性試験-第1部:輻射熱源を用いた燃焼挙動の測定
- KS F ISO 9239-2:床材の耐火性試験-第2部.熱流束レベル25㎾/㎡における火炎伝播の測定
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