RMC-5000のラックマウントシャーシは、FOMシリーズの光ファイバーモジュールカード用に最大16個の空きスロットを提供します。FOMカードは通常、シャーシの背面から取り付けられ、電気および光ファイバーの接続はシャーシの背面で行われます。フロントパネルのウィンドウには、装着したカードのステータスLEDが表示され、電源の状態、光ファイバーリンクの状態、信号線の状態、カードによっては制御や設定情報が表示されます。シャーシバックプレーンには、様々なサポートモジュールを取り付けることができ、将来の拡張や制御オプションに対応することができます。シャーシ・バックプレーンにはアクティブなコンポーネントがないため、高い信頼性と最小限のメンテナンス問題を提供します。
各RMC-5000は、1つのPSM-5000電源モジュールとともに出荷されます。電源の冗長化のために2台目のPSM-5000を追加することも可能です。1台目のPSM-5000が故障した場合、2台目のPSM-5000が全ての負荷を引き継ぎ、通常通り稼働します。また,各RMC-5000は前面パネルにアラームカードを装備しています。このアラームカードは取り外し可能であり,筐体を取り外すことなく保守・修理が可能です。アラームカードは、アラーム音に加えて、各PSM-5000の電源モジュールの有無、AC電源の入力、DC電源の出力、ファンの状態を視覚的に確認することができます。可聴アラームは、障害発生時に短時間の音声を発し、その後消音するセルフミュート設定が可能です。このアラーム音は独特のリズムで鳴るため、機器に囲まれた部屋でも素早く識別することができます。
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