カムフォロアは、高荷重下でもエッジ応力が発生しないよう、外輪が強化され、走行部として機能する球面設計になっていることが望ましい。カムフォロアは、ヨーク形トラックローラーと異なり、取り付けが簡単なように、端部にねじが切ってあります。また、取り付けを容易にするために、ドライバー用の溝や六角穴の付いた設計もあります。また、軸に偏心を設けて、外輪軌道を軌道面に対して調整できるようにしたものもあります。
PP/2RS:コンタクトシール一体型。
カムフォロアは、様々な方法で再給油することができます。メーカーにより、様々な設計があります。六角ソケット(SKまたは2SK)は、通常、前部に潤滑ニップルを内蔵しているか、後部に追加ニップルを備えています。また、カムフォロアは、中央潤滑システムにより、潤滑穴のある潤滑溝を介してシャフト内で再潤滑することが可能です。
注意偏心リングを使用した設計では、軸の潤滑穴で潤滑溝を覆ってしまうため、前面または背面からしか潤滑することができません。
注
標準では、ABEG®ニードルローラーベアリングは無給油で提供され、保存のみ可能です。しかし、他メーカーでは、リチウム複合石けんグリースexが使用されているものもあります。ご注文の際には、販売店にお問い合わせいただくか、ご希望のデザインをご指定ください。
設計名にVが付くものは総ころ設計です。フルコンプリメント設計は、定格荷重がかなり高くなります。ただし、その分最大回転数が下がります。
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