温度校正において、これまでの 4 倍の作業効率と 2 倍の精度を実現したポータブル温度校正バス
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加工製造のプロフェッショナルの立場に立って設計されたポータブル温度バスが登場しました。製薬、バイオテクノロジー、食品といった分野の加工製造プラントでは、衛生管理のために、数多くの温度センサーが使用されており、これらは定期的な校正が欠かせません。温度センサーの校正中は、生産ラインを一時的に停止する必要があります。そのため、作業効率の高さは、プラントのダウンタイムを短縮します。0.3 °C から 0.4 °C 程度のわずかな誤差であっても、不良品が製造されれば、膨大な損失につながる可能性があるため、品質管理の上でも、温度を正確に測定することが不可欠です。
フルーク・キャリブレーションの 6109A および 7109A ポータブル温度校正バスは、プロセス業界のニーズに対応し、この用途での他のポータブルバスと比べて 2 倍の精度で、作業量としては 4 倍のサニタリー温度センサーを校正できる液体バスです。マイクロバスよりも大きく、最大4つのフランジ付サニタリーセンサを ±0.1 ℃ の表示精度で校正できます。マイクロバスよりも大きく、最大4つのフランジ付サニタリーセンサを ±0.1 ℃ の表示精度で校正できます。フランジの数が少ない、またはフランジのないサニタリー RTD の校正作業の効率はさらに高くなります。
2 つのモデルのポータブル温度校正バス、6109A (35 °C ~ 250 °C) と 7109A (-25 °C ~ 140 °C) が用意されており、幅広い温度範囲に対応します。各モデルには、外部参照用温度プローブを接続するためのプロセス校正機能を備えた、"-P" バージョンが用意されています。
設備管理者、生産技術者、そして校正技術者など、クリーンなプロセス制御の分野に従事する技術者は、さまざまな理由でこれらの温度バスを必要とします。
設備管理者が米国の FDA および ISO のクリーンルーム規格に適合する必要がある場合、ステンレススチールの本体カバーのバスは、過酷なクリーニングにも耐えるソリューションとなります。6109A と 7109A によりプラントの温度センサーの精度を維持し、製品のバッチでの損失コストの発生リスクを低減します。
バスの高い精度は、生産技術者が許容範囲外の温度センサーを判定するのに役立ちます。さらに、クリーンルームの校正作業効率のためには特別に設計されたバスを使用することが多々あります。これらのアプリケーションにおいて、本製品は対応可能な設計です。
校正技術者にとっては作業机の上だけではなく、狭い空間やプラント内で手が届きにくい場所での校正に対しても、これらのバスの可搬性とクリーンルームへの対応(つまり、簡単にクリーニングでき、細菌を保持しないこと)が役立ちます。
フルーク・キャリブレーションのグローバルなサービス・サポートは、ユーザーの 6109A と 7109A ポータブル温度校正バスに、長年にわたり信頼できるサービスを提供します。
主な機能
• 最大 4 つのフランジ付きのサニタリー温度センサーを同時に校正
• 広い温度範囲で多くのプロセス校正のアプリケーションに対応:
• 6109A: 35 °C ~ 250 °C
• 7109A: –25 °C ~ 140 °C
• ±0.1 ℃ の優れた表示精度により、精度に厳格なアプリケーションでは 4:1 の校正の精度比 (TUR) を実現
• 階段や狭い通路でも簡単に移動
• ステンレススチールの本体カバーは過酷な殺菌化学薬品への耐性があり、防錆加工済み
• 使いやすく、メンテナンスも容易
• グローバルなフルーク・キャリブレーションのサポートとサービス