世界最高クラスの性能を誇り、アップグレード可能なオシロスコープの完全自動校正ワークステーション
オシロスコープの校正は複雑で、時間もコストもかかります。優秀な技術者による操作や判断がかなり要求される作業で、さらに最近のオシロスコープはマルチチャンネルであるため、ケーブルを頻繁に接続し直さなければなりません。自動システムであっても、簡単な校正手順を完了するまでにはかなりの手動操作が必要とされます。さらに、自動化のためにスイッチング・システムやマルチプレクサーを用いることにより、誤差およびアベレーションが増えてしまうのもよくあることです。
その上、オシロスコープの技術は進歩が急速で、その流れに付いていくには日常的に投資を続けなければ難しい状況です。9500B オシロスコープ校正器はそのパラダイムを打ち破ります。9500Bなら、正確なオシロスコープ校正の手動操作不要の完全自動化が可能で、性能とコスト両面の要求を満たすことができます。また、購入後でも必要になればアップグレードが可能です。
9560 アクティブ・ヘッド ― 6.0 GHzまでの定振幅正弦波に
アクティブ・ヘッドに新たに9560が加わり、オシロスコープ校正の幅がさらに広がりました。この9560 アクティブ・ヘッドの追加は、オシロスコープ校正への投資に見合うだけのものを提供していくという考え方に沿ったものです。既に9500をお使いいただいているお客さまも、9560を追加することで9500Bと同等の状態にアップグレードすることができ、その進化した性能をご利用いただけます。9560は6.0 GHzの定振幅正弦波およびわずか70 psのパルス・エッジを出力することができます。
他のオシロスコープ校正器とは異なり、9500Bは特定の振幅のパルスに制限されることはありません。アクティブ・ヘッドにより出力の振幅を4.44 mVから3.1 V間で調整することができるため、オシロスコープの最も感度の良いレンジまで振幅を下げてチェックすることができます。どの振幅を選択しても、波形のフィルター制御により、高速エッジは全て正確なエネルギーを供給します。
完全自動校正が可能で手動操作は不要 ― 最新の多機能の高性能マルチチャンネル・オシロスコープにも対応
必要に応じたアップグレードが可能なことで、変化し続ける校正要求にも対応
チャンネルが5つあるため、リード線の繋ぎ変えが不要。複雑な信号マルチチャンネル、インピーダンス・マッチング回路も不要。
6.0 GHzまでの定振幅正弦波、70 psまでのエッジの出力により、最新の高性能オシロスコープの完全校正が可能。
フルーク・キャリブレーション独自のアクティブ・ヘッドの技術により、スコープ入力端子での仕様を保証 ― リード線やオシロスコープによる波形のアベレーションの考慮は不要