高性能なポータブル校正器
• 軽量で携帯に便利
• 最高確度 ±0.25 °C
• RS-232 interface
• 再校正が簡単
ドライウエルやドライブロックで現場で校正を行ったことがあれば、温度と安定度だけでなく、サイズ、重量、温度の達成速度、使いやすさ、ソフトウェアなども重要な要素であるとお分かりいただけることと思います。
現場用のドライウエルは持ち運びができて、柔軟性があり、大量の校正に対応できなければなりません。これらができなければ、他の点でどんなに優れていたとしても現場用のドライウエルとしては役に立ちません。
フルーク・キャリブレーションでは、自社の製造工程や校正作業で日常的にドライブロック校正器を使用しており、どうすればドライウエルが使いやすくなり、生産性が上がるかが分かっています。そして実際にご使用いただいた方からもその点を評価いただいています。
9103、9140はいずれも、性能、サイズ、重量、使いやすさ、校正の簡単さ、ソフトウェア、価格の手頃さにおいて業界内の同等製品を上回っています。さらに各ドライウエルの加熱速度と冷却速度は正面パネルから調整可能で、サーマル・スイッチの動作テストが可能、インサートには複数の穴が開いているため様々なプローブ・サイズに対応することができます。
フルーク・キャリブレーションのドライウエルは、校正が簡単です。ケースを開ける必要さえありません。そのため、校正が必要な場合の保守費用とダウン・タイムが削減されます。
出荷されるドライウエルは全て工場で試験されており、NIST トレーサブル校正証明書が同梱されています。
9103
9103 は環境温度よりも低い-25 ℃ まで対応します。安定度は±0.02 ℃、表示確度はレンジ内の全温度において±0.25 ℃です。 0 ℃への到達時間が8分、100 ℃への到達時間が6分で、短い待ち時間で校正を始めることができます。
9103 は周囲の温度より 50℃ 低い温度、つまり通常の環境温度条件下であれば -25℃ に到達します。
インサートは4種類あり、直径 1/16インチ(1.6 mm) ~ 1/2インチ(12.7 mm)のプローブに対応しています。インサート Aは6つのウエルのサイズが全て異なり、様々なプローブ・サイズに対応します。インサート B には比較校正用に直径 3/16インチ(4.8mm)、1/4インチ(6.35 mm)、3/8インチ(9.5 mm)のウエルが 2 つずつあります。インサート C には複数のプローブが校正できるように直径 1/4 インチ(6.35 mm)のウエルが 6 つあります。インサート D にはメートル法のサイズのウエルが3種類、2つずつあります。
9140
9140 の温度レンジは35~350 ℃ で、12 分で最高温度に到達します。2.7 kgと片手で持ち運べる軽さです。9140はドライウエルとしては他に例を見ない革新的な製品です。
安定度は ±0.05 ℃ またはそれ以内、均一度は一番直径が大きいウエルで 0.4 ℃以内、小さいウエルで 0.1℃ です。9140はサイズは小さくても、その性能は通常のサイズのドライウエルと比べても遜色ありません。
表示温度は±0.5 ℃に校正されていますので、これを基準温度として使用することもできますし、基準温度計を別にご用いただけばより優れた校正確度を実現することができます。9140は設定温度への到達時間が速く、さらにインサートは4種類から選択できて取り外しも可能で、幅広い用途にご利用いただけます。