生産性の倍増、または校正にかかる時間の半減
• 各ブロックの2つのウエルで同時に比較校正を実施可能
• 堅牢、軽量、防水ケース入り
9009 工業用デュアルブロック校正器は、高温と低温を同時に校正することができます。これまでの倍の校正が可能になると捉えるか、校正時間が半減できると捉えるか、いずれにしても現場での温度校正がこれまでよりも楽に行えるようになります。
モデル 9009 には、2 つの温度ブロックがあり、それぞれ独立して制御されています。高温ブロックは 50℃ から 350 ℃ の温度を扱い、低温ブロックは –15 ℃ から 110 ℃ のレンジを扱います。各ブロックは、フルーク・キャリブレーションの高精度の温度コントローラーによって制御されています。このコントローラーは既製のコントローラーを取り付けたものではありません。これらは、温度測定の分野の世界的なリーディング・カンパニーであるフルーク・キャリブレーションのコントローラーです。
各温度ブロックにはウエルが2つずつあり、それぞれのウエルのインサートは着脱可能です。ウエルが2つずつ計4つあることで、4本のプローブを同時に校正したり、外部基準(フルーク・キャリブレーションの1521 サーモメーターなど)にを使って2本のプローブを同時に校正したりすることができます。2 つのウエルを使用して、トランスミッターのゼロ・スパンのチェックも簡単に行えます。
携帯性、耐久性にも優れています。9009 は、水も空気も通さない頑丈な Pelican™ ケースに収納されています。わずか 4.5 kg の小さなパッケージの中に、電源コードと 4 本の追加インサートも含め必要なものを全て収納することができます。インサートには、1/16"(1.6 mm)から 7/16"(11.1 mm)までの任意のサイズのセンサーを収容できます。どこにでも持ち運び可能な頑丈な校正器です。
もちろん9009はフルーク・キャリブレーションの熱源として期待される性能を備えています。低温ブロックの確度は±0.2 ℃、安定度は±0.05 ℃です。高温ブロックは確度±0.6 ℃、安定度±0.05 ℃です。2つのテスト・ブロックはそれぞれ校正されており、NISTへのトレーサビリティが保証されています。
9009 には RS-232インターフェースが標準装備されているので、付属の9930 Interface-itを使えばPC から温度を制御、監視することができます。フルーク・キャリブレーションの MET/TEMP II ソフトウェアと併せてご利用いただけば、完全自動校正も可能です。
1台に2つのブロックを搭載し、温度範囲は両ブロック合わせて–15 ℃ から 350 ℃、携帯性、耐久性、多様性に優れ、高性能、自動化も可能。9009はこれら全ての特徴を備えています。