EGAサーモグラム中の任意温度画分をサンプリング ハートカット分析を可能に
マルチショット・パイロライザーや熱重量分析計(TG)で測定したEGAサーモグラム中の、任意の温度画分の成分を分離カラムに導入する装置です。バルブを用いずに、パージガスとキャリヤーガスの圧力差を利用した流路切換え機構を導入することで、汚染や極性化合物の吸着がなく、死空間と冷却点のない流路構成を実現しました(日本国特許取得)。
新仕様のSS-2010Eは、100Vから240Vのワイド電源対応です。また、フローコントローラー前面にキャリヤーガスの流れを表示しました。
1.狙ったピークをハートカット
EGAサーモグラム中の任意の温度画分をハートカットして、その成分をキャピラリー分離カラムに導入します。ターゲット成分を絞った分析により、分析時間の大幅短縮が可能です。
2.新フロースイッチング方式による流路切換え
キャリヤーガスの圧力差を利用した流路切換え機構を有する注入口アダプターを採用。流路の材質に不活性化処理済のUltra ALLOY® キャピラリーチューブを用い、死空間と冷却点のない流路構成です。
3.簡単な構造で、分析者が取付け可能
スプリット/スプリットレス注入口に、選択的試料導入アダプター(SSアダプター)と配管を取り付けるのみです。