試料と反応試薬を超臨界条件下で反応させ
反応生成物をオンラインで測定
On-line マイクロ反応サンプラーは、試料と各種反応ガスや試薬をガラスカプセルに封管後、パイロライザー内にて加熱・亜臨界・超臨界条件下で反応させ、その生成物をオンラインで分析する装置です。
密閉高圧下における反応生成物の分析
開放系の反応熱分解GC法や熱分解-GC法では十分な解析が出来なかったポリアミドなども、本装置を用いることで有機アルカリ分解-誘導体化により組成分析ができます。
反応生成物のオンラインGC分析
封管したガラス管内で試料を反応させた後、反応液を取り出すことなく、オンラインで直接GC分離カラムへ生成物を導入する分析ができます。
少量の試料で安全に高圧反応
本法で扱うのは、数mg以下の試料と少量の反応試薬のため安全です。通常の密閉容器を用いた加熱・加圧下における反応で必要とされる、安全に配慮した反応装置は不要です。
使用可能パイロライザー
EGA/PY-3030D、PY-3030S
主な材質
ステンレス(マイクロ反応サンプラー)、パイレックスガラス(ガラスカプセル)
サイズ(ガラスカプセル)
長さ 25〜34 mm、内径 2.0 mm、外径 2.5 mm
加熱炉最高設定温度
400 ºC
添加可能試薬量
10 µL