IPを前面から挿入し、前面から排出する独自の機構で、通常サイズのIPはもちろん、152cmまでのロングIPの読み取り時も、作業スペースは非常にコンパクト。一連の動作が常に同じ位置でできるため、少ない動きで快適に作業できます。
検査対象に合わせた最適な形状に。「スペシャルカットIPシステム」*1
さまざまなIP形状に対応する、3種の読取方式を新開発。
検査物ごとに最適な形に加工したIPをご提供するのが、DynamIxだけの「スペシャルカットIPシステム」です。新開発の読取方式により、IP形状の制約を大幅に軽減。あらゆる形状の検査物に対し、高精度の検査を実現します。
イメージングプレートの構造について
イメージングプレート(IP)は、平面性と柔軟性に優れた約350μm厚の「ポリエチレンテレフタレート(PET)」材をベースに、その上に“輝尽(きじん)発光”を生ずる特殊な「蛍光体」が塗布されています。X線撮影を行うと、この「蛍光体層」に検査対象を透過した放射線が、線量に比例した電子的エネルギーとして、全面に分布した形で一時的にメモリーされます。IPの表面(白い面)には、「蛍光体」の汚れや傷の付着を防ぐ透明な「保護層」と、バック面には遮光性を持たせた層(黒)を覆うように「バック保護層」があります。全体の厚さは600~700μm程度で、他の電子的放射線検出センサーに比べ薄く、軽量、コンパクトそしてフレキシビリティに優れています。