T-Radは、マイクロプロセッサベースのデジタルラジオメーターで、12ビットADCとユニークなDSPロックインソフトウェアを含んでいます。これはUSB接続により作動し、この接続は同時に仮想COMポートとして機能します。THZ-Bテラヘルツ焦電ディテクタが、T-Radモジュールに接続されると、ヘッドのEEPROMの内容を読み取ります。EEPROMはディテクタを認識して較正及び波長補正データを提供します。デバイスに付属のLabVIEWソフトウェアは、非常に簡単にラジオメーター設定を可能にし、テラヘルツまたはブロードバンドソースと記録データを測定します。このソフトウェアは、Windows 7,8 & 10と互換性があります。
測定器制御とストリップチャート
測定器制御と放射パワー測定は常に表示されています。これにより、どの表示タブが選択されていても、ラジオメーター設定をいつでも容易に変更することができます。測定器制御は次の内容です:範囲、ファイルタータウ、バッチサイズ、データ収集モード、リセットオプション、バックグラウンドキャンセレーションのためのNullボタン。さらは、以下のようにより多くの設定と操作ステータスインジケーターを含んでいます。ディテクタRv、波長、周波数(実際値) 、ロックおよび範囲ライト内の周波数。ストリップチャートは、放射パワー測定をワットで、継続的にまたはバッチで表示します。フルスケール、自動スケール、あるいはマニュアルスケーリングオプションを選択して使用します。
測定器制御とチューニングニードル
TUNE(チューン)タブにより、非常に便利な「チューニングニードル」表示を選択することができます。これは、シミュレーションされたアナログメータで、そのスピードは、「フィルタータウ」設定によって決定されます。これは、ソースを伴ったラジオメーター設定中に使用するためのものです。ソースにプローブを位置合わせする時、(すなわちリーディングのピークに達した時)「タウ」値は、通常は小さな値に設定されます。「フルスケール」、「最小 - 最大」、「リセット」を選択することができるボタンコントロールがあります。「最小 - 最大」モードにおいては、インジケーターは、最小パワーが「青」で最大パワーが「赤」です。
測定器制御と統計
「統計」タブ内には、統計情報が含まれている大きな4つのウィンドウがあり、以下の選択したバッチを表示します:最小値、最大値、標準偏差と平均値は、エンジニアリング表記法で表記されます。標準偏差は、ワットまたは%で表示することができ、ユーザーが選択可能です。また、ユーザーの選択した「フィルタータウ」(0.100秒~100秒)に基づく、デジタルバンドパスフィルタの帯域幅を表示するウィンドウがあります。設定時には下側の時定数が便利で、より長い時定数が、特に機器の低いレンジでの測定時に便利です。