IVブースターのJUMPを使用する事によって、さまざまなアプリケーションで、ポリマーのIV値を必要な値まで上げることが出来ます。
JUMPリアクター内で、ポリマーがゆっくり回転することで、その表面は絶えず新しくなります。リアクター容器は真空に保たれ、エチレングリコールと他の揮発性の物質は確実に除去されます。真空度、滞留時間、充填レベルおよび撹拌装置の回転速度を管理することによって、要求される製品品質に到達出来ます。JUMP特有のデザインによって酸素が入り込むことを妨げるので、ポリマーの変色(黄変)は最小にすることが出来ます。さらにJUMPは簡単に分解できるように設計されており、内部の清掃も容易に行えるようになっています。リアクターの静置部を通り抜けた後に、溶融ポリマーは直接製造工程に、または、ペレタイジングにポンプ圧送されます。
ポリマーを冷却し、またそれを再加熱するためのエネルギーが不要なので、JUMPプロセスは固相重合(SSP)よりもエネルギー効率が高い装置であると言えます。さらに、液相の反応時間は固相に比べ、かなり速く、JUMPシステムのより良い経済状況に貢献します。大切なことを言い残しましたが、JUMPは所要スペースとメンテナンスに関してさえSSPに勝る大きな利点があります。